元気なので健康診断は受けなくていいですか?
「元気」な事と「健康」な事は同じことではありません。症状が出にくい病気を見つけるための健康診断ですから、元気かどうかの問題ではなく是非受けましょう。
健康診断とは
健康診断とは、市町村であったり企業・会社であったりが所属する人々の健康維持のために行う検査のことであり、費用については免除もしくは大幅に減額されることが多いです。ちょっと別の言い回しでいえば、自覚症状が出ないもしくは出にくい病気で、そのままにしておくと命にかかわるような病気を引き起こす可能性のあるものを見つける検査です。
職場の健康診断
つまり、大病をして職員が休む、もしくは労災となることは会社によって良くないことです。そうなる前にきちんと健康管理をして、大病を予防しようという考え方です。
項目について
2016年現在は以前より項目が減った健診になっています。しかしながら、動脈硬化を促進させる疾患についての検査はきちんとされます。それは、動脈硬化のなれの果てが脳梗塞や心筋梗塞だからです。具体的にいうと、高血圧のチェックとして血圧測定、糖尿病のチェックとして血糖値やHbA1cの測定、脂質異常症のチェックとしてLDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪の測定などです。
動脈硬化を促進させる要素
動脈硬化を促進させる要素は、高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・喫煙です。次点としては高尿酸血症や性別(男)などが続きます。このへんは健康診断で間違いなくチェックされる項目です。これらの項目は自覚症状がないものが多く、それゆえにこのような疾患を患っていても「元気」と思ってしまうわけです。