インフルエンザは風邪のひどいものですか?
風邪の定義にもよるのですが、基本的には風邪とインフルエンザは分けて考えた方が良いと思います。
風邪の定義
風邪の定義はきちんと決められたものはありません。風邪の狭い定義としては上気道感染(鼻・のど・咳あたりを主症状とする)のみとする人もいます。しかし、実際のところ胃腸炎も「おなかの風邪です」と説明することがありますし、歴史的にも「スペインかぜ」はインフルエンザの大流行のことです。これを考えると、インフルエンザは風邪のひどいものという認識でもいいのかもしれません。
風邪といって連想されるもの
風邪といってしまうと「そのままにしておいても平気、治る」というイメージになってしまうかもしれませんが、インフルエンザは場合によっては命にかかわる病気ですから、あまり安易なイメージをもたれるネーミングは良くないのかなとも思います。
インフルエンザの診断・治療
最近は数分でインフルエンザかどうかを判別する検査法があり、内科と掲げてある所ならほとんど用意されています。インフルエンザの診断になればインフルエンザ専用の特効薬がありますので、大丈夫かな?と思ったら検査をしにいくことをお勧めします。
このように、インフルエンザは色々特別扱いです。やはり風邪とは分けて考えた方が良いと思います。