【質問】花粉症で色々な薬を処方されますが、何が一番効きますか?
【回答】効く効かないは個人差があります。それぞれの薬に特徴がありますので参考にしてみてください。
処方の希望を言って良いかどうか
本来、処方内容を決定するのは医師の裁量であります。しかし、花粉症の内服くらいであれば命に係わる病気でもないですし、希望の薬を言っても良いかと思います。少なくとも僕は、花粉症の薬に限って言えば初診の患者さんには以前飲んだことのある薬や、希望の薬はあるかどうかを聞くようにしています。
代表的な処方薬の特徴
飲む回数\車の運転 | 運転可 | 運転注意 | 運転禁忌 |
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1日1回 | クラリチン | アレジオン | ザイザル |
1日2回 | アレグラ | タリオン | アレロック |
ディレグラ:アレグラに鼻づまりに効く成分を配合した薬剤
セレスタミン:ステロイドホルモンを配合した薬剤
車の運転でわかる眠気の具合
上記のように、車の運転については眠気を意味しています。表の如く左ほど眠気が少ない、右ほど眠気がでる人がいるということです。なお、ディレグラは眠気にかんしてアレグラと一緒でほとんど気にしなくて大丈夫です。セレスタミンはかなり眠気が出る人がいます。
1日の内服回数
普通の場合、内服回数が少なければ少ないほど楽で良いということが言えますが、花粉症薬については一概にそうとは言えません。朝に内服した1日1回の薬は、なんとなく夕方くらいになってくると効き目が落ちてくる気がする人が多いです。しかし1日1回の薬剤は追加投与はできません。しかし1日2回の薬は、夕方に再度内服することが出来るので、なんとなく調子がいいという人もいます。
どうにか自分に合う薬を見つけて、上手に花粉症シーズンを乗り切りましょう。